【結婚失敗】 初婚は失敗するためにある。幸せな結婚生活を手にする方法

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結婚するカップルと離婚するカップルの割合は2.8 : 1 くらいです。

2回目よりも3回目よりも、初婚が離婚に終わる確率が一番高いのは言うまでもありません。しかも、離婚まではしないものの不幸せだと感じている夫婦の数を入れたら、初婚で失敗する人が大半になります。

では、結婚はするべきではないのでしょうか?結婚しない人生の方が、ハッキリ言って楽だと思います。でも、もし自分の人生の中で生涯愛し続けるような人と巡り合いたいと思うなら、「初婚を失敗する」というプロセスを通らないと難しいでしょう。

結婚するとキツイ人生が待っていますが、キツイ人生がないと愛において成功はないのです。起業しない方が人生は楽だけど、起業しなければ大きな富を得ることは難しいのと同じです。

 

今回は、初婚がなぜ失敗するのかと、失敗をどう次に活かし、最終的に幸せを掴み取るかについて解説します。

1. 初婚は100%自分の意志ではない

これを読んでいるみなさんが仮に20代であるとしましょう。結婚したい理由は、以下のうちのどれか、もしくは複数ではないでしょうか?

  • 「もう20代後半だし、そろそろ結婚しないと」
  • 「もう彼女と5年も付き合ったし、責任とらないと」
  • 「親を安心させたい」
  • 「親が結婚はまだか、としつこく聞いてくる」
  • 「彼女の両親に会っちゃったし、めちゃくちゃいい人たちだったし、失望させたくない」
  • 「周りの友達がどんどん結婚していく」
  • 「相手がめっちゃ結婚したいオーラを出してくる」

20代〜30代で結婚していなければ人生の負け組になる、という焦り。相手との付き合いが長くなるほど感じる「これで結婚しなかったら、オレ完全に悪者」という思い。

若いうちは相手への愛情ではなく、世間体だとか周りからのプレッシャーによって結婚しなければならないと思い込みがちです。

 

すると場合によってはそんなに好きでもない相手と、社会人としての義務感みたいな思いから結婚を決めてしまいます。結婚後しばらくして不協和音が出始めた頃に、100%したくして結婚したわけではなかったことに気づきます。

しかも、これから結婚しようとする人に結婚のダークサイドについて教えてくれる親戚や友人はほとんどいません。身内は結婚生活のつらさに関する情報提供より、結婚を催促したり促したりするコミュニケーションばかり取ってきます。本人たちは気づかぬうちに、社会の一部としてあなたを洗脳しにかかってくるのです。

 

流れに身を任せて初婚を迎えてしまうと、世間体などを気にさせる仕組みになっている社会に言ってしまえば騙された形で結婚することになってしまいます。よく価値もわからずに高価なツボを勢いで買わされてしまった時の気持ちと似た感じの腑に落ちない気持ちから、結婚生活に疑問を感じるようになります。

 

2. 相手と添い遂げるには強い意志が必要

この先人間は100年も200年も生きる可能性があるのですから、ケンカや心が離れてしまう時期は何十回、何百回とやってきます。その全てを乗り越えて結婚生活を続けていくのは至難の技です。

それでもひとりの相手と添い遂げたいのなら、「惚れ直す」ということを定期的にしていくことが必要になってきます。

 

付き合い始める前、なぜ相手に興味を持ったのでしょう?付き合い始めた頃、なぜ相手をどんどん好きになっていったのでしょう?こうした「好きになった理由」は、日常の夫婦生活の中で次第に忘れていってしまうものです。

結婚すると、恋人同士というシンプルな関係に加えて、「家庭」というプロジェクトを支えるプロジェクトメンバー同士の関係になります。一方が家事に非協力的だったり、家庭に対する考え方の違いからケンカになったり、そのケンカの中で日頃のうっぷんが相手への誹謗中傷という形で表れてしまったりを繰り返すうちに、「憎しみ」の大きさが「好き」の大きさを凌駕していきます。

結婚生活を漫然と続けていると、「好きになった理由」を思い出せないほどに心が離れていってしまいます。相手のことがどんなに憎くても、1ヶ月に一回、少なくとも1年に一回は「よし、なんで好きになったのか思い出すんだ」と意識的に惚れ直す習慣を身につけなければ、溝は深まるばかりです。

結婚相手と幸せに添い遂げるには、ネガティブな気持ちをポジティブな気持ちに定期的に、継続的に塗り替えられるだけの、わりと強い意志が必要になります。

3. 酸いも甘いも経験してからが本番

何においても強い意志を長年保っていける人の方が少数派です。だからプロのスポーツ選手になってさらに成功する人は一握りですし、才能が世の中に認められるまで好きなはずの音楽をやり続ける人も一握りなのです。時が経つに連れて一人、また一人と心が折れていくのです。

現代では、少し昔と違って、寿命を全うするのが当たり前に近くなりました。しかも人間の寿命は伸びています。つまり、いずれあなたの意志が折れ、結婚したのは失敗だったと思うようになる時が来る可能性は高いのです。 

では結婚しない方がいいのでしょうか?

 

包丁などの調理器具などを長く使い続けるにはメンテナンスを怠らないことが大事ですが、それでもいつか寿命は来るものです。それは誰のせいでもありません。もちろん、あなたのせいではありません。

結婚生活が破綻していると感じたら、以下の三択のうち、a か b のどちらかを選ぶようにしましょう。そうすればもう一度幸せな人生を手に入れる可能性が生まれます。

 

a) 結婚相手に対して積み上げてきた全ての恨みをきれいさっぱり忘れ、初心に帰ってまた相手を愛する

b) 離婚して、一人で生きるなり、新たなパートナーとの人生を求めるなりする

c) 惰性ですでに破綻している結婚生活を維持する

 

初婚はいずれ失敗するものとし、失敗であったことに気づいた時に失敗を学びに変えて再び幸せを追求する人間になるんだと覚悟を決めて、結婚すれば、だいじょうぶです。失敗してもいいんですよ。