「男は偽巨乳とリアル貧乳、どちらが好き?」に決着をつけるの巻

 

f:id:panzack:20181130000224p:plain

毎晩、ネットの海の中で大人の動画を漁る。現代に生きる男性として当然のライフワークだ。実に様々なジャンルと生産国から実にたくさんの作品を視聴できるようになった。

ワタシは和の動画に軸足を据えながらも、週に一度は洋の動画に手を出す。どちらの場合も、高頻度で「巨乳系」の作品を探し求める。

西洋のサイズ感は日本の比ではない。しかしそれでも和の動画に好みが傾倒してしまうのには、洋の巨乳系動画が孕むある問題が関係してくる。

 

西洋の巨乳には、偽乳が圧倒的に多いのだ。普通に考えればそんな大きい胸がネイチャーメイドであるはずがない。だが男とは性に関してはどこまでもポジティブ思考を発揮する生き物であるため、着衣の状態である限りは希望を捨てない。

「きっとこの人のはホンモノなんだ・・・きっと・・・!!」そう信じながら早送りボタンをクリックし、本番シーンで全くたゆまない偽乳がエレベーターのように無機質に上下運動するのを見て落胆するのだ。

 

たしかにワタシは、「big tits」「 巨乳」とキーワード検索した。しかし偽乳はいくら大きくても心が受け付けないのだ。なぜか。今回はこの謎を解決する。

 

1. 「偽乳 NO THANK YOU」は地球男子共通の思い

日本には自然を尊重する文化がある。自然の恵みである海山の幸の味を引き出すことを美徳とし、中華料理等のように食材本来の味がわからなくなるような過度な調理を蔑む。

日本男子が豊胸処置による巨乳を忌み嫌う理由にはこうした文化的背景も含まれるかもしれない。では、他の国の男性は偽乳についてどう思っているのか。アメリカでは豊胸手術が盛んだ。ブラジルでは豊尻手術が盛んだ。韓国ではフルボディーチューンアップが盛んだ。

 

「偽巨乳を見て欲情しないのは日本人だけだったら・・・えらいことだ・・・!!」

 

そう思い、以下の国出身の知人男性合計14名に問うた。「偽乳 Thank you or no thank you?」

  • カナダ1: No thank you
  • カナダ2: No thank you
  • フィリピン: No thank you
  • アメリカ: No thank you
  • イギリス: Let it be
  • 中国: No thank you
  • 韓国: No thank you
  • 台湾: No thank you
  • フランス: No thank you
  • ジャマイカ: No thank you
  • シリア: No thank you
  • イスラエル: No thank you
  • ドイツ: No thank you
  • マレーシア:No thank you

とりあえず Let it be と答えたヤツは殴っておいた。ほぼ満場一致で、偽乳はNo thank you という見解だった。私は、紳士達になるべく無駄に頭良さそうな風に理由を述べるよう命じた。彼らは皆真剣な眼差しで応えてくれた。いくつか挙げよう:

  • 「私は犬が好きだ。犬を撫でるのが大好きだ。だが犬の剥製に興味はない。犬の剥製を撫でたいとは思わない。同じことだろう。」
  • 「私はきっと、胸が好きなのではない。胸が様々な形に変化する様子を見るのが好きなのだ。ある働きかけをすると、ある形に変形する。ある角度に屈むと、ある形に変形する。物理の法則に則った自然な変化を楽しめるのは、リアル乳だけだ。」
  • 豊胸手術は、女性のコンプレックスを隠す行為でもある。私たちはこのことに留意しなければならない。たとえば、偽乳の女性を脱がせたとしよう。彼女の生まれたままの姿を露わにしようと思って脱がせたのに、彼女の本当の姿はそこにはない。シリコンの下に隠されたままだ。私は、彼女のありのままの姿をこの目で・・・見たかった・・・・。」

偽乳は悲しみと虚無感しか生まない。ワタシはそう確信した。そして、人工的な巨乳に対する批判的姿勢は日本人男性に限らず、地球男子共通の価値観であると、一定の自信を持って言える。

 

2. 男は胸に何を求めるのか

水の流れは優雅だ。滝の流れは痛快だ。山の佇まいは雄大だ。でも、どれもがんばっている感じは一切しない。ワタシたち人間は「がんばってる感」のない、大自然の「自然さ」にただならぬ魅力を感じる。

巨乳。宿主が座っている時は雄大に佇み、美しい曲線を描く。宿主が少し歩けば穏やかにたゆみ、宿主が走り出せば柔らかに躍動する。宿主が屈んだり寝そべったりする度に姿形を変え、触れると指に吸い付き、ワタシたちに様々な表情を見せてくれる。

しかし偽巨乳はというと、無骨で場違いな建造物に見えてしまう。自然な美しい曲線を描き切れなかった妥協の産物だ。宿主が歩いても走っても同様の無機質な挙動しか見せず、触れても指を跳ね返すだけだ。不自然極まりないそれに、ワタシたちは美しさを見出すことはできない。

 

偽巨乳の石原さとみリアル貧乳の石原さとみ、選ぶならどっち?」

 

こう聞かれれば、おそらくほとんどの男性は後者を選ぶだろう。人口的に作られたお台場の広大な白浜より、大自然が作り出したプーケットの小さな白浜の入江に行きたいと思うのと同じだ。

男性が女性の胸に求めるものとは、やはり、「自然体の美しさ」である。残念ながら、現代の整形外科技術では再現不可能なのだ。今豊胸手術を検討している女性は、たのむからそんなことにお金をつぎ込まないでくれ。たのむからそんなことにお金をつぎ込まないでくれ。